頭を使う業務に感じるやりがい
私にとっての土木の仕事の面白さは、自分の携わった物件が形になって、公共の場に残り続けることです。私たち設計業務の担当者は施工には直接関わりませんが、設計通りに完成した物件を目にしたときは、達成感で胸が一杯になります。
当社は業界の中では、どちらかと言えば、頭を使う業務に特化した企業です。発想やアイデアを形にする設計業務は、考えることが好きな自分にはぴったりだと感じていて、この仕事に出会えたことに感謝しています。入社後は先輩の仕事を手伝いながら、実地で設計の流れを学んで、道路の拡幅や落石対策などの工事の設計を手掛けています。
デスクに向かっているイメージが強い設計業務ですが、現場の詳細な状況を把握するために現地に出向くことも欠かせません。自分の現場以外に、先輩の担当現場にもよく同行しています。測量や地質調査などに協力しながら、さまざまな現場を知る経験を重ねています。

設計はコミュニケーション力
土木設計の業務で最も大切なことは、発注者や地元の関係者と十分なコミュニケーションを取ることだと感じています。
輪島市で急傾斜地の崩壊防止工事に携わった際は、地元から多くの要望が出ていたため、何度も意見交換して、それらを反映することに力を注ぎました。私がまとめた設計は地元の方々の支持を得ることができ、その後の工事もスムーズに進みました。関係者の思いや願いを実現し、全員が納得できる設計を提示するのが私たちの役割です。
当社の仕事に興味を持ってくれたなら、まずは現場に飛び込んでみてください。日々の業務の中でコミュニケーション力が磨かれ、一つの物件をみんなで形にする喜びを感じられるはずです。
これまでに携わった物件
大谷1号急傾斜地
崩壊対策工事大桑1号急傾斜地
崩壊対策工事設計業務山中伊切線トンネル
緊急点検業務
ある1日のスケジュール
08:25 出社

08:30 現場へ出発
現場作業がある日は、すぐ準備して社用車で現地へ移動。場所によっては、1~2時間かかる場合も。

09:00 現場作業
設計の基礎情報となるデータを収集。地形の測量や地質・土質の調査、落石調査など。

12:00 昼休憩

13:00 現場作業
休憩後、作業の続き。

17:00 作業終了

17:30 帰社
外出中の電話連絡の確認やメールチェック。現場で収集したデータは翌日以降にまとめることが多い。

19:30 退社